悶々していましたが・・・
ここ1ヶ月、2ヶ月ほど悶々としていましたが、今朝、急にふっきれました。もとい、ふっきれたと思おう、と決めたとでも申しましょうか。
昨年、同業の友人なんかに会ったときに、つくづく、自分はだめだなぁと思ったのです。自分は、ご依頼者に感謝されると、素直に「あぁ嬉しいな」と感じてしまっていたのですが、友人は、こう言いました。
「こんなに頑張っているのだから(←何日も徹夜して仕事に没頭する彼女です。)、感謝されるのは普通だと思ってしまう。嬉しいのは、自分の主張が裁判所に採用されたとき。」
ご依頼者から感謝される程度でニマニマしてしまっていては、駄目だと。
その直前に、最終準備書面を書き終え、いざ判決待ちという件で、最終準備書面をご依頼者に見ていただいたら、「ここまで書いていただきありがとう」と感謝のお言葉をいただいたのです。もちろん、判決では、絶対に勝ちたいという思いは今もありますが、そのようにご依頼者に言っていただいたことも、嬉しかったのですが、一気に目が覚めた思いだったのです。
で。
その前からなのですが、あぁなんで自分は弁護士になったのだろうとか、弁護士になって何を成し遂げたかったのだろうとか、悶々と考える日々が続いておりました。
ふっきれたきっかけ。一つには、今読んでいる、こんな本。
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ここに、女性弁護士が出てくるのですが、その人のセリフが、私の心にヒットしました。
けっこう地道に仕事をしていて、でもって、「やりがい」について、こう言うのです。
「弁護士の仕事って、やりがいを求めてはいけない領域のものだと思ってる。淡々と仕事をして、もちろん、手は抜かずに、当たり前のことをする。それを積み重ねるだけ。結果として、それが誰かを助けることになって、感謝されるかもしれない。でもね、感謝されることを目的にしてはいけないし、期待してはいけないと思ってる。」
友人が「感謝では嬉しくない」と言っていたのも、この女性弁護士のセリフで、深く理解ができたような気がするのです。
で、自分に振り返って考えてみた。もちろん、浮き沈みはある。でも、当初、弁護士を志した時の理由の一つ、「出産をしても仕事復帰ができる」については、まぁ、なんとなく、目的達成。しかも、復帰して半年で、「なんだかちょっと忙しい」にまでお仕事に恵まれているのだから、まずまず。
さらに、今朝、朝の予定に余裕があったので、永田町から銀座一丁目まで歩いたのです。良い天気。からっとしていて。桜田門から皇居外苑に入り、こんな風景に触れながら歩いてきた。
見えないと思うけど、矢印のところに飛行機が飛んでいるんです。
こんなのとかも。空が、きれいだよね。
ときどき、時間をつくって、こういう風に「ほっ」とできる場所にぷら~っと歩きに行っても、怒られるわけでもない。それだけで、なんて幸せなんだろうと、思ったわけです。
なりたい自分になる。これが幸せとして。
いかほどのものを、自分は望んで「不満だ」と思っていたのだろうと。目標や望みは高いほうがいいようにも思いますが、常に自分の現況とのギャップに苦しみ、「不満だ、不満だ」と漏らすくらいなら、いっそ今の自分を認めてしまおうと。今の自分もなかなかなもんだよ、と自分の応援団になって褒めてあげようと。
学生時代はどう思っていた?仕事復帰以外にも、どんな弁護士像にあこがれていた?せいぜい考えていたのは、ご依頼者のために頭を使う。知恵を使う。知識を使う。それが仕事になる。そういう状況にとてつもなく憧れていた。そして、今、もちろん、知識、知恵、フル稼働させて仕事をしている。ならそれでいいじゃないか。ときどき運動もしたい。それも、(今は風邪ぎみで無理だけど)ジテ通なんかしちゃって、まずまずじゃないの。職場の内勤だけじゃなくて、ときどき裁判所なんかに、記録をもって出向いていく。そんな自分を想像して「うっとり」しながら司法試験の勉強してたんじゃなかったっけ?
満足、満足と現在の場所にとどまって進歩しようとしないのは癌だと思うけど、常に淡々と、全力で仕事に打ち込めているのであれば、それこそが、「仕事」をする上で最も幸せなことなのじゃないかと、思うことに決めた。
家庭はどうか。おかげさまで、とっても可愛い娘たちと、よく気がつく夫に恵まれて、順風満帆とは程遠いまでも、日々をそつなく暮らすことができる。それでいいじゃないか。
趣味は?趣味はいまはなかなか時間がとれないと思っているけど、でも通勤時間を利用して、運動したいときには自転車に乗れる、本が読みたいときにはどっぷりと読める(ときどき乗り過ごすこともあり・・・^^;)、眠い時には少し仮眠もできる。いいじゃないか。いいじゃないか。映画を観るのも好き。映画館には行きたいけれど、子供がいてちょっと無理よね。でも昨今すぐDVDが出てくれるし、DVDで観たい映画、観たかった映画をゲットできる。観る時間も、平日は夫の帰りが遅いので、たっぷりw。えぇじゃないか、えぇじゃないか。
悶々としてばかりでは、なんとも精神的に不健康なのです。
外野はとやかく言う。でも自分は自分。
やーっと、そんな気分になれたのでした。さまざまな、もの、ひとに、感謝。










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